基礎技術コース6,7日目 伐木・造材

特別教育で習得したチェーンソーの取り扱いを、実践で立木の伐倒と造材について学ぶ二日間。講師は梶谷哲也さん。この週末は天候にも恵まれ、大変充実した研修を行うことができました。

林業基礎技術コースの講習に加え、昨年度に同コースを終了された、OB会「天川村森林塾塾生会」の皆様も伐倒造材の訓練を実施してくださいました。土曜日の夕方には合同の交流会も行い、みのある話、くだらない話などワイワイ盛り上がり、天川村の森の将来を持続可能な森にしていこうと、森林塾の心が一つに纏まりました。

　基礎コースの１日目は午前に座学伐木造材にかかる基礎的で重要な事項を学び、午後は伐木造材で絶対にできなけれなならない「もやい結び」の基礎と応用を実際にロープを使って徹底的に学び、続いて伐倒の成否を決める重要な要素である受け口の切り出し方を徹底練習。二日目はいよいよ実際の伐倒に全員チャレンジ。根元径３０センチを超え樹高３０メートル程度の木を実際に伐倒・造材に全員チャレンジしました。いざ大木に向かった時の緊張感と伐採が成功した時の達成感。そして伐採作業が内包する数々の危険性を体感することができ、大きな成果を得ることができました。「塾生会」は隣接箇所の急斜面での伐採に取り組みこちらも、実践を経験する仲間から多くの学びを得ることができました。怪我なく全てを終えることができたことも大きな収穫でした。