森林塾最終回2日目

森林塾最終回は2日連続の快晴でベストコンディション。（現場は日が当たらずかなり冷えましたが） 昨日ヘアピンカーブの掘削を行った時点でカーブ中央部分の土質が急変し、そのまま計画通り掘削を進めるれば大きな崩壊を起こす可能性があることが判明。止むを得ずヘアピンカーブを諦めスイッチバックに計画を変更。今日は丁寧に「犬走り」や「山留め」を建設しながらスイッチバック作りを進めました。 作業道の本線、しかも入口でスイッチバックを作ることは作業道の価値を大きく下げることになりますが、無理な掘削で林地を崩壊させてしまっては、意味がありません。ヘアピンカーブが作れなかったことは非常に残念ですが、研修生は、道づくりは常に現地の諸条件と相談しながら臨機応変に行うという大変貴重な経験ができたと思います。 林業入門コースの講習は今回で全5回を修了しました。林業経験が全くない状態で森林塾の扉を叩き参加したくれた塾生たち。10日間と短い期間でしたが、天川村や森林、林業が身近になったのではないかと思います。 塾を通じて築いたヒト、森林、天川村、林業などとの関係を今後も大切にし、できれば持続できるよう再開を誓い合い、修了証を受け取り解散しました。